クレジットカード会社が運営するポイントモールの「Amazon.co.jp」案件のポイント付与条件が変更されました。2021年2月15日以降、新ルールとなっています。
Amazonを頻繫に利用するクレジットカードユーザーにとって、ポイントを貯める機会が減少するので大幅に改悪です。僕はJCBカードを利用しているのですが、OkiDokiランドからのお知らせを見たとき、マジかと思いました。
そこで、他のクレジットカード会社に乗り換えも検討して、主要なクレジットカード会社のポイントモールを調べてみました。
Amazonショッピングアプリと併用できるポイントサイトについては、参考記事で確認してください。
クレジットカード会社のポイントモールの対応状況
ポイントモール | 運営会社 | 対応状況 |
イオンカードポイントモール | イオンクレジットサービス | × |
出光カードモール | 出光クレジット | × |
エポスポイントUPサイト | エポスカード | × |
L-Mall(エルモール) | ライフカード | × |
OkiDokiランド | JCB | △ |
オリコモール | オリエントコーポレーション | △ |
JACCSモール | ジャックス | × |
セゾンポイントモール | クレディセゾン | △ |
セディナポイントUPモール | セディナ | △ |
ダイナースクラブポイントモール | 三井住友トラストクラブ | × |
dカードポイントモール | NTTドコモ | △ |
TOKYU POINTモール | 東急カード | × |
TRUST CLUB ポイントモール | 三井住友トラストクラブ | × |
ぽいん貯モール | UCS | × |
ポイントアップマーケットWEB | トヨタファイナンス | × |
ポイントUPモール | 三井住友カード | △ |
POINT名人.com | 三菱UFJニコス | × |
結論から言うと、ほぼ全滅です。
主なクレジットカード会社が運営するポイントモールの対応状況を確認すると、「Amazon.co.jp」のショップが掲載されていないか、一部の商品カテゴリーのお買い物のみポイント付与の対象となっています。
基本的に、Amazonのお買い物では、ボーナスポイントは獲得できないと思っていいでしょう。対象外でも、クレジットカードで決済すれば、クレジットカードの基本のポイント自体は貯まるので安心してください。追加のボーナスポイントが獲得できないだけです。
以前は、「JCBのOkiDokiランド」「三井住友カードのポイントUPモール」などの大手クレジットカード会社が運営するポイントモールなら、Amazon内のほとんどの商品がポイントモール付与の対象となっていました。しかし、2021年2月15日以降、ポイント付与のルールが変更され、一部の商品カテゴリーのお買い物のみが対象と大幅に改悪されました。
現在、対応しているのは、「OkiDokiランド(JCBカード系)」「オリコモール(オリコカード系)」「セゾンポイントモール(セゾンカード系)」「セディナポイントUPモール(セディナカード系)」「dカードポイントUPモール(dカード)」「ポイントUPモール(三井住友カード系)」のみとなっています。
ポイント獲得条件が2月15日以降、各ポイントモール横並びで一斉に変更されたことから、Amazon側の指示だと推測されます。
今後は、ポイント付与対象の商品カテゴリー・還元率が月ごとに変更されます。
「Amazonデバイス」「Amazon Fashion」カテゴリーのみが対象。その他の商品は、ポイント還元の対象外です。
変更後の対象カテゴリーを月ごとにチェックすると、「Amazonデバイス」と「Amazon Fashion」が1年以上続いているので、対象カテゴリーが入れ替わることはないようです。
Amazonデバイス
対象商品
Echo&Alexa(スマートスピーカー)、Fireタブレット、Fire TV、Kindle(電子書籍リーダー)と、Amazonデバイス用のAmazon社製アクセサリーのみ。
対象外の商品
他社製デバイス・アクセサリー、Kindle書籍、Kindle Unlimited・Amazon Music Unlimitedなどのサブスクリプションサービス。
Amazon Fashion
対象商品
Amazon.co.jp上の小カテゴリー「服&ファッション小物」、「ジュエリー」、「シューズ&バッグ」に含まれる商品のみ。
対象外の商品
「スポーツ&アウトドア」、「スーツケース・トラベルバッグ」、「腕時計」に含まれる商品。
どのサイトも、Amazonデバイスなら、還元率+0.5%、Amazon Fashionなら、還元率+8%の上乗せが多いようです。ファッション関係でも、「スポーツ&アウトドア」「スーツケース・トラベルバッグ」「腕時計」のカテゴリーに含まれる商品は対象外に注意してください。
Amazon Fashionカテゴリー内でも、小カテゴリーで「スポーツ&アウトドア」「スーツケース・トラベルバッグ」「腕時計」になっていたら、付与対象外。各商品の商品詳細ページでカテゴリー項目をよくチェックしながら、お買い物をしましょう。確認の仕方は、各ポイントモールの獲得条件の注意事項に詳しく記載されていますので、確認してみてください。
今までは、Amazonでポイント2・3重取りする方法として、ポイントサイト(お小遣いサイト)経由は対象外が多いため、クレジットカード会社のポイントモールを重視していましたが、経由するメリットが大幅に低下しました。その分、Amazonと提携しているポイントサイトの存在感が増してます。
今後は、クレジットカード会社のポイントモール経由ではなく、ポイントサイト経由がおすすめ。では、次に、ポイントサイトの対応状況を説明します。
ポイントサイトの対応状況
ポイントサイト(お小遣いサイト)経由で注意したいのは、経由しても還元率0%のポイントサイトがあることです。ポイントサイト内に、Amazonのショップ案件が記載されているからといっても、必ずポイント還元がされるわけではありません。利用する前に必ずポイント付与条件の項目を要確認です。
主なポイントサイト(お小遣いサイト)の対応状況は、以下の通りです。
ポイントサイト名 | 対応状況 |
アメフリ | × |
ECナビ | △ |
ELNE(エルネ) | × |
GetMoney!(ゲットマネー) | × |
Gendama(げん玉) | × |
すぐたま | × |
ちょびリッチ。 | × |
T-MALL | × |
Hapitas(ハピタス) | × |
Point Income(ポイントインカム) | × |
PointTown(ポイントタウン) | × |
moppy(モッピー) | × |
Lifemedia(ライフメディア) | × |
LINEショッピング | × |
ポイント還元の対象外のポイントサイトが多い中、「ECナビ」だけがポイント付与されます。他のポイントサイトでもAmazonの案件自体はありますが、還元率0%とポイント付与がありません。
「ECナビ」は、クレジットカード会社のポイントモールと同じようなポイント付与ルールで、一部の商品カテゴリーのみが対象となります。
還元率 | 対象カテゴリー | 決済方法 |
0.5% | Amazonデバイス | 指定なし |
4.0% | Amazon Fashion | 指定なし |
情報を更新していないブログやサイトでは、「moppy(モッピー)」のプリペイドカード「POINT WALLET VISA PREPAID」を利用すれば、購入額の0.5%分のポイントを獲得できると書いてあります。ですが、「POINT WALLET VISA PREPAID」は、2022年5月末でサービス終了。すでに新規申し込みも停止しています。また、モッピーのサイト自体も、Amazonの掲載を辞めています。
なので、現在は、クレジットカードのポイントモールかECナビのルートしかありません。
まとめ
クレジットカード会社のポイントモールが軒並み一部の商品カテゴリーのみに、ポイント付与条件(2021年2月15日以降)が大幅に変更されました。そのため、Amazonを頻繁に利用するクレジットカードユーザーは大打撃を受けました。クレジットカードのポイントモールよりも、ポイントサイト(お小遣いサイト)のほうが、高還元なショップ・登録案件も多いので、ポイント2・3重取りを重視するなら、ぜひ検討してみてください。
現在、Amazonに対応しているポイントサイトは、「ECナビ」のみ。クレジットカードのポイントモールと同じ条件(同じ商品カテゴリー・同じ還元率)です。クレジットカードのポイントモールは、その会社のクレジットカードを保有していない登録できません。その点、「ECナビ」は、誰でも利用可能です。