ハピタス会員ランク制度を変更。評価できる点と改悪点はどこ？！

オズビジョンが運営するポイントサイト「Hapitas（ハピタス）」が、2021年9月1日（水）より会員ランク制度をリニューアルしました。

主な変更点は、「ランク昇格条件」「ランク特典」の2点です。評価できる点は、ボーナスポイントの還元率が最大5%にアップしている点。改悪点として、獲得ポイント数＋利用した広告の件数に変更されている点です。

ランク昇格・維持が厳しくなる。判定条件が「獲得ポイント数」＋「利用した広告の件数」へ変更！

ハピタスでは、ユーザーの利用実績に応じて、会員ランク毎の特典が付与される会員ランク制度があります。

2021年8月末までの旧制度では、前月に獲得したポイントに対して、会員ランクに応じた会員ランクボーナスが獲得できました。最上位のゴールド会員になれば、前月の獲得ポイント数×2.0%のボーナスポイントが付与されていました。旧制度の昇格・維持条件は、以下の通りです。

この会員ランク制度が大幅に変更されているので、ハピタスユーザーは要確認です。

まず、会員ランクの昇格・維持条件が変更されているので注意してください。昇格・維持対象となる広告利用履歴の期間が「過去6か月→過去12か月」と長くなっていますが、昇格・維持の判定基準が「獲得ポイント数」または「広告利用回数」から、「獲得ポイント数＋利用した広告の件数」と変更されています。

各ランクの昇格・維持条件は、以下の通りです。

他のお小遣いサイト（ポイントサイト）と同じように獲得数と広告利用件数で決定されるようになります。旧制度では、「獲得ポイント数」または「広告利用回数」だったので、ネットショッピングだけでも最上位のゴールドランクを達成・維持しやすかったのです。新制度では、獲得ポイント数も重要になるため、1年に数回は、クレジットカード発行などの高額案件をこなさないと、ゴールド維持は難しいです。

さらに、注意したいのが、同一の広告を複数回利用した場合でも、「ショップ・サービス利用件数」は1件としてカウントされる点です。例えば、楽天市場で複数回お買い物をしても、会員ランクの利用件数は1件として数えられます。つまり、異なるショップ・サービスの案件を12件以上利用しないといけません。

この点は、ネットショッピングで件数を稼いでいたユーザーにとっては、かなり痛い改悪ですね。

ランクアップは、条件を達成した翌日に新しいランクが反映されます。ランクダウンは、毎月末日に集計の上、毎月1日に反映されます。

ランク特典のボーナスポイント還元率が最大5%にアップ。現金より電子マネー・ギフト券への交換がお得に！

2つ目の変更点として、「ランク特典」が変わります。

旧制度では、「前月の利用実績に応じたボーナスポイント（獲得ポイント数×ランク毎の還元率）」が付与されていました。が、以下の2つの特典に変更されています。

特典１として、ポイント交換申請額に応じたボーナスポイントを獲得できます。各種電子マネー・ギフト券によって、ボーナスポイントの還元率は異なりますが、ゴールド最大5%、シルバー最大3%、ブロンズ最大1%のボーナスポイントがプレゼントされます。このボーナスポイントは、各交換先で実施するキャンペーン特典や増量特典とは別に付与されます。なお、ボーナスポイントは、交換完了日の翌日にハピタスポイントで付与されます。

「Amazonギフト券」「PayPayボーナス」「JALマイレージバンク」「QUOカードPay」がゴールド5%還元とお得になっています。「現金」へのポイント交換は、ボーナスポイントの対象外なので、銀行振込よりは各種電子マネー・ギフト券への交換をおすすめします。

特典２として、ゴールド会員は、「お買い物あんしん保証」の対応が通常1か月かかるところ、14日以内で調査が完了します。「お買い物あんしん保証」とは、ハピタスを経由して商品購入したにもかかわらず、ポイントが反映されなかった場合でも、購入履歴を証明することで、ポイントが付与させる保証制度です。

ゴールド会員優先で対応してくれて、「お買い物あんしん保証」の申請完了後、2週間以内にポイント付与が行なわれます。

獲得ポイント数が多ければ、最大5%の上乗せとボーナスポイントの還元率がアップしているのは評価できます。ただ、個人的には、ネットショッピングと電子書籍の購入で、広告利用件数を稼いでいたので、同じ広告利用は1件としかカウントされないのは、かなり痛い変更となりました。

なお、新しい会員ランクは、2021年9月1日（水）より、通帳ページ及びマイページに順次反映されていくようです。新しい会員ランク制度の詳細は、ハピタスのサイトで確認してください。

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