ドコモのキャッシュレス決済サービス「d払い」のポイント還元条件とクレジットカード利用条件が6月1日から変更されたので、d払いユーザーは要確認です。
主な変更点は以下の通りです。
- d払いの支払い方法をクレジットカード払いにした際に、dカード以外はポイント還元対象外。
- d払い(ネット決済)の還元率が200円(税込)につき1ポイントにダウン。
d払いポイント還元には、ドコモ・ahamo回線契約またはdカード必須に!
今までは、d払いの支払い方法は、「電話料金合算払い」「クレジットカード払い」「d払い残高からのお支払い」の3通りから選択することができました。dポイント還元率は、どれを選んでも200円(税込)につき1ポイント付与(還元率0.5%)でした。
6月1日から、「クレジットカード払い」は、「dカードからの支払い」と「dカード以外のクレジットカードからの支払い」に分割され、「dカード」「dカード GOLD」以外のクレジットカードを支払い方法に設定した場合、決済金額に応じたポイント付与の対象外となりました。
支払い方法 | 還元率 |
電話料金合算払い | 0.5% |
dカードからの支払い | 0.5% |
d払い残高からの支払い | 0.5% |
dカード以外のクレジットカードからの支払い | ポイント還元対象外 |
これまでは、どのクレジットカードでも、d払いのdポイントと支払い元のクレジットカードのポイントの2重取りができました。しかし、今回の変更から、「dカード」または「dカード GOLD」を設定しないと、d払いのポイント還元が無効となり、ポイントの2重取りができなくなりました。
au・ソフトバンク・楽天モバイル・格安SIMユーザーでd払いを利用していた人、ドコモユーザーでもANAマイルやJALマイルなどを貯める目的で他社のクレジットカードを紐づけていた人も多いかと思いますので、支払いの方法の設定を確認してみてください。
ドコモ・ahamoの回線契約者なら、「電話料金合算払い(毎月の携帯電話料金とまとめて請求)」が選択できるので、他社クレジットカードでもポイント2重取りができる抜け道は残っています。
d払い(ネット・モバイルオーダー)の還元率が0.5%に改悪!
こちらの変更は、ドコモユーザーにも影響大です。今までは、d払い(ネット)とd払い(モバイルオーダー)は、100円(税込)につき1ポイント付与でしたが、200円(税込)につき1ポイント付与に変更されました。還元率1.0%から0.5%にダウンしたので、ネットショッピングする機会が多い人にとっては、かなり痛い改悪ですね。
支払い方法 | 還元率 |
電話料金合算払い | 0.5% |
dカードからの支払い | 0.5% |
d払い残高からの支払い | 0.5% |
dカード以外のクレジットカードからの支払い | ポイント還元対象外 |
2022年6月から、街のお店・ネットのお店共通で、200円(税込)につき1ポイント付与。
一方で、「毎週おトクなd曜日キャンペーン」の還元率が6月からアップします。従来は、毎週金・土曜日にd払い(ネット・モバイルオーダー)の対象加盟店で、d払いを利用すると、d払い還元率1%に加えてd曜日キャンペーン+2%で最大3%還元でした。
今回の改定から基本還元率が0.5%にダウンしますが、d曜日キャンペーンの還元率が1%アップして、合計3.5%となります。クレジットカードの還元率が1%なら、最大4.5%となります。
平日よりは、金曜日・土曜日にお買い物をすることを意識してキャンペーンを活用すれば、従来よりもお得になります。d曜日キャンペーンで付与されるポイントは、期間・用途限定ポイントです。また、キャンペーン参加には、エントリーが必須となっています。
2022年6月以降は、d払いでポイント2重取りしたいなら、ドコモ・ahamo回線の契約またはdカードの紐づけが必須になりました。今後も、顧客囲い込みのため、自社カードを優遇する流れは続きそうですね。
なお、dカード・dカード GOLDは、公式サイトやドコモショップで直接申し込むよりは、ポイントサイトを経由した方がお得です。新規発行で、数千円~1万5,000円相当のポイントを獲得することができます。キャンペーン時期によっては、さらに増額するケースもあり。
記事作成時点で確認したところ、ポイント還元額1位は、「モッピー」と「ハピタス」でした。