「ELNE(エルネ)」は、大日本印刷株式会社(DNP)が運営している会員数160万人以上のポイントサイトです。2000年にサービス開始し、2010年にサービス名をマイポイントから現在のエルネに変更しつつ、20年間以上インターネット上のポイントサービスを展開している実績のある老舗のポイントサイトです。
ネットショッピングやサービス利用・申し込みなど様々なアクションを行うことで、エルネポイントを獲得することができます。この記事では、ELNE(エルネ)の特徴・評価・稼ぎやすさを説明しています。登録を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
運営会社の安全性・セキュリティ
大日本印刷株式会社(DNP)は、東証プライム市場に上場している総合印刷会社で、印刷・情報技術を基盤に、エレクトロニクス、建材、ライフサイエンスなど幅広い分野に進出している大手企業です。資本金1,144億6,476万円の超大手企業なので、ある日当然サービス終了するリスクは低いと言えます。インターネット上のポイントサービスに関しては、20年以上の運営実績があるので、安心感のある安全なポイントサイトの一つです。
また、ポイントサイトの健全な発展を目的に設立された「日本インターネットポイント協議会(2007年発足)」にも加盟しており、個人情報を適切に扱っているという証である「プライバシーマーク」取得企業です。
プライバシーマーク制度は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が、事業者が個人情報の取扱いを適切に行う体制等を整備していることを認定する制度です。入会や継続審査が厳しく費用もかかるため、取得している事業者は日本国内で1万6,000社程度しかありません。
個人情報保護方針もサイト内にしっかりと明記されており、個人情報の取り扱いに関する姿勢を確認することができ、個人情報の開示にも対応しています。
運営会社 | 大日本印刷株式会社 |
会社設立年 | 1876年 |
資本金 | 1,144億6,476万円 |
運営会社の信用度 | 東証プライム市場上場企業 |
プライバシーマーク(個人情報保護) | 対応 |
日本インターネットポイント協議会(JIPC) | 加盟 |
日本インターネットポイント協議会(JIPC)の加盟に際しては、社歴の長さや財務会計の健全性などのチェックがあり、予期せぬトラブルに対応できるだけの財務的な基盤を持っているか審査されるので、悪質サイトかどうかを見極める目安となる指標の一つです。
JIPC加盟企業が遵守しなければならいガイドラインには、サービス終了を行う場合には、最低1ヵ月前の事前告知するものとあり、ある日当然サイトが閉鎖されるリスクは小さいと言えます。
JIPCについて詳しく知りたい場合は、参考リンクで確認してください。
基本情報・特徴
サービス名 | ELNE(エルネ) |
運営会社 | 大日本印刷(DNP) |
会員数 | 160万人 |
サービス開始年 | 2000年 |
登録可能年齢 | 16歳以上 |
提携案件数 | 約1,100件 |
1ポイントの価値 | 1ポイント=0.1円相当 |
最低交換可能額 | 100ポイント~ |
ポイント有効期限 | 1年間 |
ポイント交換先 | 現金・金券・他社ポイント・honto電子書籍ストアクーポンなど |
会員ランク制度 | なし |
友達紹介制度 | なし |
新規入会特典 | なし |
エルネの登録可能年齢は、16歳以上です。スマートフォン・パソコンから無料で会員登録でき、高校生以上なら誰でも入会できます。登録手順は、本人情報・ニックネーム・メールアドレス・パスワードを入力するだけなので、会員登録は1分程度で完了します。
エルネで獲得できるポイントは、1ポイント=0.1円相当の価値があり、最低交換額100ポイント~となっています。現金には5,000ポイント(500円)から交換可能です。獲得したポイントの有効期限は1年間です。最終獲得日から1年間ポイントの新規獲得がないと失効しますが、1ポイントでも再度獲得すれば、有効期間が延長します。ログインするだけで獲得できるログインポイントも対象なので、放置しなければ失効することはまずありません。そのため他のポイントサイトと併用しやすく、サブとして重宝すること間違いありません。
評価できる点
ログインするだけでもポイント有効期限が延長する。
貯めたポイントは、Amazonギフト券、QUOカードPay、JCBプレモデジタルなどの金券、honto電子書籍ストアクーポンなどから選択できます。また、ポイント交換サービス「.money by Ameba(ドットマネー)」経由で、他社ポイント(dポイント、Pontaポイント、楽天スーパーポイントなど)や航空マイレージ(ANAマイル、JALマイル)、電子マネー、スターバックスドリンクチケットなどへ交換可能です。選択できます。
ポイントサイトでは珍しいhonto電子書籍ストアクーポンへ直接交換することができるのが特徴です。交換レートが4,500ポイント=500円分と、他へ交換するよりもお得です。
評価できる点
- honto電子書籍ストアクーポンへ交換レートが良い。
現金派のポイ活ユーザーが気になるのが現金への交換ですよね。現金への交換は5,000ポイント(500円)から可能です。ただし、エルネから直接自分の銀行口座に入金はできず、株式会社サイバーエージェントが運営しているポイント交換サービス「.money by Ameba(ドットマネー)」を経由しなければなりません。ドットマネーと登録連携し、エルネポイントをドットマネーに交換し、ドットマネーサイトで銀行振込みを選ぶ手間がかかります。
ドットマネーを経由することで手数料無料で現金化できるメリットはありますが、他のポイントサイトでは直接ポイントを現金へ交換できるのに、できないのは不便です。
評価できない点
- エルネから直接現金化できない。ドットマネーを経由する必要がある。
ポイントの貯め方
次に、エルネでのポイントの稼ぎ方について説明します。ショッピングで貯める、サービスで貯める以外に、モニター(覆面調査・ミステリーショッパー)、メールクリック、アンケート回答、ゲーム(7種類最大3,000ポイント=300円相当)やクイズでもポイントが付与されます。通勤・通学の車内、休憩時間などの空き時間、テレビを見ながらコツコツとポイントを貯めることができます。スマホ限定ゲームもあるので、暇つぶしでゲームしたい時にもおすすめです。
株式会社ROIの「Fancrew(ファンくる)や株式会社ドゥ・ハウスの「テンタメ」と連携しているので、他のポイントサイトよりもモニター案件が豊富なのが強みです。モニター案件とは、飲食店・エステ・ヘアサロンなどお店を訪れたり、商品を試したりして、アンケートに答えると利用金額の最大100%の謝礼ポイントがもらえます。スーパーでの店頭購入や通販サイトでの商品購入など利用しやすい案件もあるので気軽に挑戦することができます。
なお、エルネには、友達紹介システムはありません。紹介した人が獲得したポイントの数%がボーナス還元される仕組みが存在しないため、友達紹介でポイントをがっつり稼ぎたい人には向いていません。ブログやツイッター・インスタグラムなどのSNS上でエルネを紹介している人が少ないのは、このためかもしれませんね。
- ショッピングで貯める
- サービスで貯める
- メールクリックで貯める
- アンケート回答で貯める
- 無料ゲームで貯める
- モニターで貯める
主な定番ショップ・サイトの還元率
主な定番ショップ・サイトの還元率をまとめた表です。
エルネを経由して、通販ストアでお買い物することで、購入金額×還元率〇%分のポイントが付与されます。エルネ内では、100円ごとに〇ptと表記。エルネポイント価値は、1ポイント=0.1円相当です。そのため、換金レート換算では、100円ごとに5pt=還元率0.5%となります。見かけ上は高く表示されるので、他のポイントサイトと比較する際は注意してください。
サイト名 | エルネ還元率(実質還元率) |
Amazon | 未提携 |
au Pay マーケット | 5pt(0.5%) |
Oisix(おいしっくす) | 未提携 |
ORBIS(オルビス) | 未提携 |
Qoo10(キューテン) | 10pt(0.1%) |
じゃらんnet | 5pt(0.5%) |
cecile(セシール) | 10pt(1.0%) |
dショッピング | 5pt(0.5%) |
dinos(ディノス) | 5pt(0.5%) |
nissen(ニッセン) | 5pt(0.5%) |
ひかりTVショッピング | 10pt(1.0%) |
ベルーナ | 10pt(1.0%) |
ベルメゾン | 未提携 |
Yahoo!ショッピング | 5pt(0.5%) |
楽天市場 | 5pt(0.5%) |
楽天トラベル | 5pt(0.5%) |
記事作成時点での還元率です。ポイントアップキャンペーン開始・終了で、還元率がアップ・ダウンしている場合もあるので、最新の還元率は、エルネのサイトで確認してください。
全体的に還元率は低めな傾向にあります。また、掲載しているサイト・ショップ数も約1,100件程度と平均以下です。楽天市場とYahoo!ショッピングの還元率は1.0%が相場ですが、エルネは還元率0.5%と負けているので、楽天ユーザーやYahoo!ユーザーには向いていません。
本日限定のポイントアップキャンペーン案件でも他のポイントサイトと還元額・還元率が同額または低いことが多い印象です。高還元をアピールしている「ハピタス」「モッピー」と比べると見劣りします。
万人向けにおすすめのポイントサイトとは断言できません。あくまでサブとして活用するイメージです。もちろん、よく利用するショップ・サービスの還元率・還元額が一番高いなら、エルネをメインで利用してください。
エルネ最大の強み「honto(還元率2.5%)」独占案件
エルネで一番おすすめな案件は、オンライン書店・電子書籍ストア「honto」です。hontoは、2022年1月末で、他のポイントサイトやクレジットカード会社のポイントモールで軒並み掲載終了しており、エルネ以外ではポイントの2重取りができません。hontoの運営会社は、株式会社大日本印刷(DNP)です。同じグループ会社だから、エルネの独占案件?
hontoの還元率100円ごとに25pt(円換算で還元率2.5%)を獲得でき、貯めたポイントをhonto電子書籍ストアクーポンと直接交換することができるメリットがあります。交換レートが4,500ポイント=500円分と優遇されているので、hontoで電子書籍・電子コミックをよく購入するユーザーにおすすめです。
「honto」は、数日おきに「20%OFFクーポン」や「25%OFFクーポン」を配布しており、hontoの各種キャンペーンと組み合わせると、かなり安くなるのでお得です。
評価できる点
- 他のポイントサイトにない「honto」案件あり。
評価・まとめ
エルネは、大日本印刷が運営しており、サービス開始から20年以上続く信頼性と実績が高い老舗のポイントサイトです。超大手の大日本印刷が運営しているので、個人情報の取り扱いもしっかりしていて、初心者でも安心してポイ活を始めることができます。
モニター案件の種類が多いので、覆面調査や商品モニター調査で稼ぎたい人に向いています。また、エルネ最大の強みは、ポイントサイトで唯一「オンライン書店・電子書籍ストアhonto」と提携している点です。他のポイントサイトからhonto案件が消滅した今、ポイント2重取りできるのはエルネしかありません。hontoユーザーはすぐに入会するべきでしょう。
ただ、他のポイントサイトと比較すると、提携案件数も平均並みで、全体的な還元率・還元額も見劣りします。メインよりもサブで利用するのが良いかと思います。パッとしない地味なポイントサイトですが、hontoユーザーのようにハマる人にはハマります。
新規入会手順は、本人情報・メールアドレス・パスワード入力だけです。登録自体は最短1分で完了するので、誰でも気軽に始めることができます。
以上が、エルネについて、評価・解説した記事でした。